看護師の学び場イーナス

セミナー詳細

精神科医不在,指示薬が効かない,寝かせたいときの薬剤調整のコツ

せん妄の予防・早期発見と薬物療法の実践知

開催日時

  • 《東京》2025年07月05日(土)10:00~16:30牧田総合病院  A棟1階 くすのきホールMAP 受付中

参加料金

12,000円(税込・資料つき)

 ※昼食は各自でご用意ください。
 ※参加人数が少ない場合は中止になることがございます。あらかじめご了承ください。
 ※割引の適用は,いずれか1つとなります

 【団体割引】3名様以上のお申込みは,お一人様1,000円引き。5名様以上のお申込みは,お一人様2,000円引き
 【個人割引】3テーマ以上の同時お申込みで,各1,000円引き。5テーマ以上の同時お申込みで,各2,000円引き
 【連続割引】2日連続のお申込みで,各1,000円引き(3日連続のうちの2つでも可)。

POINT


 臨床での疑問や困りごとにも丁寧にお答えします

  精神科医がいないため,昔から薬剤指示が変わっていない……
  リスペリドンを使用すると中止になりがち。どういう処方がいい?
  「昨晩眠れなかった」と言う患者の『睡眠』をどう評価する?
  せん妄ハイリスク患者にはどのオピオイドを,どう使用する?
  認知症を併せ持つ患者の『せん妄症状の改善・悪化』は何で判断する?
  低活動型せん妄とアパシーの鑑別方法は? また低活動型への対応は? などなど


 参加者の声(過去開催のアンケートより)

  医師や同僚にも受講してほしい内容でした
  疼痛・排便・睡眠が影響することを知った
  身体拘束の最小化を考えるきっかけになった
  予防の重要性を改めて認識しました
  説明が簡潔でわかりやすく,自分の病棟の患者を思い浮かべながら聴講することができた
  何をすべきかが具体的でわかりやすかった
  今まであやふやだった薬剤知識や様々な処方例を学ぶことができ,実践に活かせそう などなど

指導講師

小川 朝生 先生(国立がん研究センター東病院 精神腫瘍科・科長 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野)


 臨床を想定しながら学べる丁寧な解説&やさしい語り口が大好評!

 2004年大阪大学大学院医学系研究科卒業。同年国立病院機構大阪医療センター神経科勤務。2007年国立がんセンター東病院精神腫瘍
 科医員。2009年同院臨床開発センター精神腫瘍学開発部に所属。2013年度厚生労働科学研究費補助認知症対策総合研究事業に主任研
 究員として,認知症の包括的支援プログラムの開発を担当。がん研究助成金「がん治療中のせん妄の発症・重症化を予防する効果的な
 介入プログラムの開発」班に主任研究者として,せん妄に対する介入プログラムの有効性の検証を担当。専門は精神医学,精神腫瘍学
 。日本サイコオンコロジー学会理事。



 せん妄マネジメントのプロが実践する『薬剤選択・調整』『対応方法』を習得しよう!


  本セミナーでは,せん妄の定義や症状,診断基準,過活動型・低活動型せん妄の特徴,認知症やうつ病との鑑別などの基本を押さえ
 ,「おかしい‼ 何か変⁉」と感じたときの観察ポイントや対応方法,看護師のとるべき行動や具体的なケアについて解説します。
  薬物療法では,看護師が知っておくべき薬理学や処方例のアレンジなどをお伝えしますので,精神科医が不在のとき,指示薬が効か
 ないときに『看護サイドでできること』としてお役立てください。


 午前(10:00~12:20)

  せん妄とは:意識レベルと精神状態の評価
  せん妄の症状:診断基準と分類
  せん妄の原因:代謝性脳症,薬剤性 ほか
  せん妄の発生要因:準備因子・誘発因子・直接因子 
  早期発見と環境調整:予防的介入,対処法 ほか

 午後(13:20~16:30)
  薬物療法の基本
  向精神薬の基本:抗精神病薬,抗不安薬,睡眠導入薬
  せん妄を引き起こす薬剤
  せん妄・不眠の重症度と処方例(内服・注射)
   ①夜間不眠 ②日中の混乱 ③夜間不眠・日中の混乱
  重篤な副作用:錐体外路症状,パーキンソン症候群
  動画で学ぶ「せん妄のアセスメント」
  まとめ・質疑応答