看護師の学び場イーナス

セミナー詳細

「基本情報」や「臨床経過」から急性期のリスク感性を高める

重症化・急変の気づきと看護ケア

開催日時

  • 《大阪》2023年06月04日(日)10:00~16:30エル・おおさか  本館7階 708会議室MAP 受付中
  • 《東京》2023年06月11日(日)10:00~16:30大田区産業プラザ 3階 特別会議室MAP 受付中
  • 《名古屋》2023年06月17日(土)10:00~16:30名古屋国際会議場 1号館3階 131+132会議室MAP 受付中

参加料金

12,000円(税込・資料つき)

 ※昼食は各自でご用意ください。
 ※参加人数が少ない場合は中止になることがございます。あらかじめご了承ください。

 【団体割引】3名様以上のお申込みは,お一人様1,000円引き。5名様以上のお申込みは,お一人様2,000円引き
 【個人割引】3テーマ以上の同時お申込みで,各1,000円引き。5テーマ以上の同時お申込みで,各2,000円引き

POINT


 A氏に何が起こったのか? どこに『重症化・急変リスク』が潜んでいたのでしょうか?

 A氏・50歳代・男性,ADLは自立,独居,職業:居酒屋店長,既往歴なし

 A氏は10日前にCovid-19に感染し,自宅療養中に呼吸苦を認めた。保健所経由での救急搬送後,CTで肺炎を認め入院。HFNC(高
 流量酸素療法)管理のためICU入室。入室から1週間後に酸素化が改善し,2日前から食事が開始された。「やっと生きた心地が
 する」とA氏は喜んでいる
 しかし,本日担当のあなたが訪室すると,A氏はぐったりしていた……

 GCS:E2V2M4,瞳孔:両側3.0対光反射あり,心電図:心室性期外収縮が散発
 採血データ:Na 128mEq/L,K 2.3mEq/L,Cl 1.5mEq/L,Mg 1.5mg/dL,iP 1.2mg/dL

指導講師

小波本 直也 先生(聖マリアンナ医科大学病院 看護部 診療看護師)


 医師の指示や思考を,具体的な「看護アクション」に落とし込む解説が超絶わかりやすい!

 2004年看護師免許取得。沖縄県立中部病院,東京ベイ・浦安市川医療センター等を経て,2017 年より現職。2017年3月東京医療保
 健大学大学院看護学研究科高度実践看護コース修了,看護師特定行為21区分38行為研修修了。日本版NP(Nurse Pract-itioner)の父
 ともいえる藤谷茂樹先生の元で,診療看護師として医学の「診る」と看護の「看る」の2つの視点から看護を実践中。



きちんと聞いておけば……あれに気づいていれば……経験から学ぶアセスメントの勘所


 このセミナーでは,重症化・急変へのリスク感性を高めることを目的に家族構成や既往歴,飲酒歴などの基本情報から推測できるこ
 と,清拭や採血,体位変換,点滴交換などの訪室時に確認すべきこと,バイタルサインや検査値の推移,リハビリの進行状況などか
 ら考えられることなど,情報を収集・分析・判断するためのスキルや,「おかしい」と感じたときのフィジカルのとり方や推論の方
 法について解説します。どの領域でも起こりうる事例や患者を集めましたので,臨床でお役立てください。

 午前(10:00~12:20)

  医師と看護師の視点の違い
  重症化・急変しやすい患者の特徴
  重症化・急変の気づきと看護ケア
   ・「既往歴なし」の何が怖い?
   ・「既往歴の肝疾患」は何が怖い?
   ・独居高齢者の食生活の特徴は?
   ・「飲酒歴」は何を重点的に確認する?
   ・異常の早期発見に「瞳孔所見」は使えない! ほか

 午後(13:20~16:30)
  重症化・急変の気づきと看護ケア(つづき)
   ・「代謝性アシドーシス」の何が怖い?
   ・血圧がなかなか改善しないときに考えること
   ・「DEATH SHAFT」をつけてる?
   ・ショック時の「3つの窓」「3つのアクション」
   ・便の情報収集とアセスメント ほか
  まとめ・質疑応答